1枚革のコインケース
こんにちは、のいちゃんです。
1つ前の記事で話していたWordPressの勉強は捗ってません!
年始で仕事が忙しいからしょうがないよねと自己弁護をしながら現実逃避……。
いや、実際に少し忙しいのは事実!今週末がんばる!(頑張る?
という事で、本日はレザークラフトについてのお話。
とりあえず全カテゴリー1記事ずつ書いてみようと思ってます!
1.まずは準備段階
基本的な道具の説明は後回しにして、まず私が作品を作る際にどのような手順で進めて行くかのお話です。
- まず何を作るかを考える
- 次にその設計図をJw_cadで作図する
- 型紙をレーザー彫刻機で作る
- 型紙を使って革を切り取る
- 穴開けたり塗ったり縫ったり磨いたり
- 完成!(テテーン!!
というのが一連の流れとなります。
流れだけ見たら裁縫とあまり変わりはありません。
道具と必要な力と機材の値段が違うだけ!
※レザークラフト系の道具はかなり高い(特にミシン……欲しい)
2.型紙を作ろう
まずは紙に大まかな設計図を描いて縫う箇所の長さから穴の数を計算してと、細かい作業をしていきます。
この段階で私にデザインセンスがもっとあれば色々な作品を作れるんだけどなぁと、いつも思いながら作業しています。
そしてそれを元にJw_cadで作図をします。
そして次にこの図面データをLightBurnというレーザー彫刻機用のソフトで開きます。
私はあまり詳しくないので力業で縫い穴をLightBurnに表示させました。
※Jw_cadの『点』がLightBurnでは表示されず、縫い穴を焼く事が出来なかった
LightBurnで図面を表示させた様子がこちら
あとはレーザー彫刻機に100均で売っている工作用紙の裏側をセットして焼くだけ!
なぜ裏側かというと、表側の白色がレーザーを反射してよく焼けないためなのです。
これで型紙の完成です。
この方法で作るまでは工作用紙の表面に直接描いたり、プリンターで紙に印刷したものを工作用紙に貼ってから切ったりしていました。
ですが、やはり人の手ではズレが生じてしまうもの……。
それに引き換え機械なら(ほぼ)正確で綺麗!ステキ!
3.型紙から革へ
お次は革の上に型紙を置いて痕を付けてからそれを切断します。
レーザー刻印機では焦げてしまうため、ここからは手作業となります。
金型(金属の型紙で刃がついているもの)があればポンポン切り出す事ができるのですが、そんなの同じものを大量に作れる人気の工房や作家さんだけです……しょんぼり。
この時点で縫い穴の痕もつけておきます。
そうしない方もいらっしゃいますが、私はこの方が穴が曲がりにくくて好きです。
この時に革の切り口(側面:コバと言います)をヤスリで削った後に薬品を塗って磨きます。
場合によっては縫い合わせた後に磨く場合もあります。
この時点(型紙制作後から)で30分程度時間がかかってます。
パーツが多い場合はもっともっと時間がかかります。
4.穴開けから縫い合わせ
お次は縫い穴を痕に合わせて開けていきます。
これも曲がると作品に凄く影響が出てしまうのでかなり神経を使う作業です。
革が重なっている部分は厚さも倍になるので、力もいりますし目打ち(穴をあける金属の棒)が斜めにならないよう更に気を付けなければいけません。
ボタン(バネホックというパチンと凹凸を合わせるもの)の穴開けと取付作業が中略になってしまいましたが、穴を開けきったものがこちらになります。
この時点で1時間ちょっと。
これから縫い合わせる場所にボンドを塗って合わせてから縫います。
夢中で作業してしまったため、作業時の写真を撮るのを忘れてしまいました……。
レザークラフトにとって縫うのはご褒美です!
なんたってここまでしてきた慎重な作業の集大成ですからね!たのしい!
ただ、ものすごく長い距離を縫う時は糸が長くなって絡まるので辛い時もあります。
5.仕上げをして完成!
縫い合わせ後にコバの処理(ヤスリで削って磨く)をして完成です。
全て合わせて2時間ちょっとかかりました。
まだまだ技術不足なところと手を抜くところが抜けないので、このような小さいものでも時間がかかります。
完成はこちら
この『ザ・革』なイメージの革をヌメ革といいます。(今更
この革は特に染色等もしていない革のため、使えば使うほど色味が変わってきて楽しい革です。
女性にはあまり刺さらないかもしれませんが、男性(特に年代が上の方)にとっては革が育った時の色味・艶はたまらないものになるのではないでしょうか?
ということで、私が普段しているレザークラフトはこんな感じです。
その他にもリップスティックケースとかカードケースとか、今はまだ無難でありきたりな物しか作れていません。
ですがこれもブログと同じで積み重ねていく事こそが重要だと思っています。
それでは今日はこのあたりで終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
いつかは誰かの『ほしい!』を満たせる作品を作りたい!